アスペルガー症候群(ASD)の息子とHappy Life

広汎性発達障害の3歳の息子との生活を綴っています。同じ悩みを抱えるお母さんたちと気持ちを共感しあえたら良いなと思っています。

療育開始までの道のり

アスペルガー症候群(ASD)のぽっぽ君が療育を始めるまでには、色々な経緯等があり、私もすごく勉強になりました。

 

そもそも療育に通うきっかけとなったのは、ぽっぽ君が2歳半になった頃、ふと私が保育園の園長先生に、

『ウチの子、回るものばかり見てちょっと心配なんですよねー』

と言ったことから始まりました。

 

何気なく話したつもりだったのですが、園長先生は待ってましたとばかりに、

『私もそれは思ってました。回るもの、おもちゃの車も寝そべってタイヤが回るのばかり見ていますから。ぽっぽ君のことではないですけど、自閉症アスペルガー症候群の子にも同じ様子が見られるんですよ。そんなにひどい感じではないので、心配ないと思いますが、お母さんが心配されているのであれば、専門家さんに相談されてみては?こちらから紹介しますよ。』

と言われました。

そこまで考えてなかったのですが、専門家の予約を取るのも数ヶ月待ちという状況というのを聞き、何も無かったら無かったで、いいか、と思い、念のため予約だけ園長先生にお願いすることにしました。

 

専門家である臨床心理士さんとぽっぽ君が2歳10ヶ月の頃に相談会が開かれることになりました。

そこで、やはり言葉がほとんど出ていないこと、目が合いにくいことを指摘され、療育というものがあるので、療育に通ってみるのはどうですか?

と勧められました。

療育というものがどういうものかいまいち分からなかったのですが、健常の子でも療育を受けることで成長が促されるということを聞いて、療育を受けることを決めました。

 

その頃の私の気持ちは、

やっぱり何かぽっぽ君はおかしいのかな…

と思い始め、やるせない気持ちと、

いや、ウチは何も問題ない。

という風に思い込もうとしている自分がいました。

 

実際に療育を始めるのにあたり、療育施設での面接、体験、市の専門家による面接等、ぽっぽ君を連れての療育に向けての活動はとても大変なものでした。

面接では、愚図る、癇癪起こす、室外機を見つけると動かなくなる、無理やり行こうとすると泣いて暴れてどうしようもなくなる、

療育の体験では、集団が苦手なぽっぽ君は、療育の他の子どもたちの集団から逃げ続け、泣いて寝そべる、など、療育の活動はほとんどできず、本当に大変でした。

 

幸い、二男が保育園に行ってくれていたことだけはかなり助かっていました。

 

療育、本当に効果あるのか…、

仕事もしなくてはいけない中、体力的にも本当に続くのだろうか、と不安でした。

 

ですが、ぽっぽ君のために、やらないよりはやったほうがいいだろうと思い、療育開始の手続きを頑張り、母子通園で療育を受けることを決めました。

 

実際に療育を受け始めた話はまた次回にします。

 

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