年中さんへの加配に向けて
そんなこんなで、年少さんで加配無しで頑張っているぽっぽ君ですが、やはり1人でお友達と関わらず、必要なこと以外(おしっこ!とかおかわり!とか)話しません。
そして、流れる水が気になるので、水道を出しっぱなしにして、服がびちゃびちゃになってもぼーっと手から水を流れる様子をただひたすら見ている…
保育園の教室の扇風機が気になりすぎて、そればかり見ている。
夏は扇風機が回っているので、ひたすら見ている。
これらはアスペルガー症候群(ASD)のよくある特徴の1つです。
これでは保育園の活動が進みません。
なので、やはり年中さんで加配をつけてほしいと夏の早い段階で頼みました。
書類の作成やら、審査やら色々とあるらしく、こないだ市の保育課の方と園長先生とで面接がありました。
保育課の方と園長先生は、
『何度かに分けてぽっぽ君の様子を見せていただいたのですが、やはり加配が必要であると判断しました。』
と言っていただき、安心しました。
なんだか嬉しい気持ちと、やっぱりね、という残念な気持ちと複雑な気持ちになりました。
そこで、自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群の特徴の話を私からして、何かに見入ってしまっているときは加配の先生から声かけをしてもらうようお願いしました。
まだまだアスペルガー症候群の子の対応の仕方を先生たちも分かっていない人が多いです。
なのでこちらから詳しく説明する必要がありました。
今後のことについて保育課の方から、
『小学校で普通級を希望するなら、年長では加配を外したほうが良いよ』
とアドバイスを受けました。
私は小学校は普通級にしたいという希望は無く、本人が楽しく学校に行けるなら支援級で良いと思っています。
必要なら年長でも加配をつけようかなとも思ってます。
保育課の方が言うには、年長で加配が付いてると小学校の普通級に入ってからその子が急に大変になってしまうから、ということでした。
確かにそうだな、と思いました。
この面接の後に審議会で更に審査があるらしく、まだまだ決定ではありません。
加配を付けるというのも大変なんだなぁ、と感じました。
年少さんの加配
ぽっぽ君は自閉症スペクトラムの中のアスペルガー症候群(ASD)です。
それはもうばっちりアスペルガーの特徴に当てはまっています。
・回るもの大好き(扇風機、換気扇、室外機)
・光るもの大好き(ランプ、電気)
・流れる水大好き
・出来ないことの凸凹が激しい
・こだわりがひどい
・お友達に興味が無く、コミュニケーションを取ろうとしない
ぽっぽ君は1歳半から保育園に行っていたのですが、そこの保育園では彼の特徴を理解してもらっていました。
なので、年少さんになると20〜30人に先生1人という状況になるので、加配を付ける必要があることくらいは分かってもらっていました。
しかし、年少さんに入る前に他の市に引っ越すことになってしまい、保育園を変わらなければならなくなりました。
新たに保育園で面接を受けたのですが、そこで、加配をお願いしたのですが、
『加配は必要ないんじゃないの』
と保育園の園長先生に言われてしまいました。
ぽっぽ君を見た先生が、何とか加配無しでやれると判断したのです。
回るものを見ると動けなくなってしまうことやこだわりが強いこと、療育にも通っていることを説明したら、
『加配の先生がもういっぱいで…』
などと言われてしまいました。
仕方なく承諾して、加配無しの年少さん生活がスタートしました。
前の住んでいた市で担当の保健師がいたのですが、新たに住む市との連携が全く出来ていなかったのですね。
自閉症スペクトラムの診断書ももらっていたのに加配に結びつけられませんでした。
自閉症スペクトラムの子の特徴を一時の面接だけで判断するのはとても難しいと思います。
専門の先生だって、何度もその子を見ないと診断できないくらいですからね〜。
でも実は、無理にでも、加配つけたい!とお願いすれば出来ていたらしいです。
何も知らなかった私は保育園の園長先生の言われるがまま、承諾してしまいました。
ていうか、面接の時の園長先生、ぽっぽ君が年少になった年にはいなくなってました。
園長先生変わってました。
この話を現在の園長先生にお話したらビックリされていました。
あの園長先生、園をいなくなるから、面倒な仕事が増えるの嫌だったのかな…なんて思ってしまいます。
この話はまた次回に続きます。
泣き声をあげなかった。
長男ぽっぽ君の出産時の話です。
私の子宮筋腫が大きくふくらんでしまって、子宮口をふさいでしまい、出産は帝王切開となりました。
ビビりながらも、何とか出産したのですが、ぽっぽ君は泣き声をあげませんでした。
普通、出産したら我が子を抱けるものだとばかり思っていたら、ぽっぽ君は助産師さんたちにすぐ連れていかれ、逆さまにされて、背中をボンボン叩かれていました。
泣き声をあげない新生児があのように叩かれることは予習済みだったので、あまりびっくりしなかったのですが、やはり不安でしかたありませんでした。
その後、
『ふぇ〜』
と小さな声で泣き声をあげました。
えっ!もっと大きな声で赤ちゃんって泣くもんじゃないのかな。
と思ったことを覚えています。
ちなみに次男の出生時には、それはそれは大きな泣き声で、こちらがびっくりしてしまうくらいでした。
出生時に泣き声をあげないことと、発達障害自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群(ASD)とが関係あるのかどうかは分かりませんが、なんとなく他の発達障害の方のブログを拝見すると、泣き声をあげない赤ちゃんが多い気がします。
でも、健常児でも泣き声をあげない子もたくさんいますもんね。
何とも言えませんが、ウチのぽっぽ君は発達障害と関係あるのか無いのか、泣き声をあげませんでした。
そして、体重は低体重児ギリギリの1500gでした。
妊娠時の子宮筋腫が発達障害に関係していると思っている人もいると思いますが、私もよく分かりません。
専門家でもないし…
2センチの子宮筋腫が、出産時には10センチにもなるなんて予想もしてなかったです。
ぽっぽ君、お腹の中で窮屈だったよね。
と申し訳ない気持ちになります。
それが、今の発達障害と関係あるのかな…とふと思うことがありますが、今更もうどうしようもない!
子宮筋腫と出産との関係のお話はまた次にしようと思います。
はじめまして。
現在、3歳もうすぐ4歳になる息子と2歳の息子を育てています。
長男は3歳のときに広汎性発達障害、自閉症スペクトラム症の中のアスペルガー症候群(ASD)と診断され、今に至ります。
現在、長男は蒸気機関車にどハマりしており、毎日、
『ぽっぽーーーーー!!!』
と奇声をあげております。
ですので、長男のことはここで、ぽっぽ君と呼ぶことにしました。
しかし、ここまで来るのに本当に色々ありました。
乳児健診から始まり、臨床心理士さんによる診察、発達検査、療育、次男の誕生、専門機関への受診、保育園の加配…
健常児の育児ではここまで色々あることは無いんだろうな〜、なんて常々思ったりします。
私自身の心の葛藤も毎日のようにあります。
そんな色んな日々を書いていって、育児で悩むお母さんがたと気持ちを共感できたらいいなと思っています。
よろしくお願いします^ ^